2020年第24週(6月8日~6月14日)

〈お知らせ〉
 兵庫県内では、3 週連続して新型コロナウイルスの新規感染者及び陰性確認後の再陽性者の報告はありませんでした。
今後の第 2 波に備えて引き続き感染防止に向け、手洗いや咳エチケット、身体的距離の確保など、基本的な感染症対策を徹底してください。
 この感染症は、発熱や咳が初期症状ですが、安静と療養に努め、肺炎などの重症化を防ぐことが重要です。
状態が変化した場合には、速やかに、帰国者・接触者相談センター等に連絡してください。

 兵庫県における新型コロナウイルスの検査及び陽性者の状況は、兵庫県のホームページにグラフ等で表示されていますので、ご覧ください。
>>詳細はこちら

 また、兵庫県立健康科学研究所 感染症部のホ-ムペ-ジ >>詳細はこちら から、新型コロナウイルスに関する厚生労働省、国立感染症研究所、兵庫県新型コロナウイルス感染症対策本部の情報がご覧になれます。


定点把握感染症

 ~感染性胃腸炎~
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。

 ~突発性発しん~
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。


全数把握感染症

 ~カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症~
 今週 5 人の報告があり、今年の累積患者数は 41 人となりました。
その内訳は、男性 25 人、女性 16 人で、60 歳以上が全体の 90%を占めています。
 菌種別では、 Klebsiella aerogenes が 16 件、Klebsiella pneumoniae が 12 件、Escherichia coli が 6件、Enterobacter cloacae が 4 件の順となっています。
 感染経路別では、以前からの保菌が 16 件、医療器具関連感染が 12 件、手術部位感染が 3 件報告されています。
 施設や病院での感染を防ぐために、手洗いの励行に加えて、ドアノブやベッド柵、水回りの環境などを介しての接触感染を防ぐことが重要になります。


【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2020年6月18日更新)