2023年 39週
～新型コロナウイルス感染症
（COVID-19）、
インフルエンザ～

2023年 第39週（9月25日～10月1日）

■新型コロナウイルス感染症（COVID-19）、
インフルエンザに関する情報

～新型コロナウイルス感染症（COVID-19）～
　兵庫県内の定点あたり患者数は今週 8.33 人（先週 9.77 人）となり、減少しました。
　地域別では、赤穂保健所管内が 19.83 人と最も多く、福崎保健所管内 17.50 人、宝塚保健所管内 15.78 人となっており、年齢別では、10 歳代が 26％と最も多く、5～9 歳及び 40～49 歳が各々10％、50～59 歳が9％となっています。
　また、社会福祉施設等において、今週 6 件（先週 5 件(追加修正あり)）の集団発生が報告されています。
　依然として定点あたり患者数が高い状態が続いています。
県民の皆様には引き続き３密の回避、手指消毒、効果的な換気、マスクの適切な着用といった基本的な感染症対策をお願い致します。

～インフルエンザ～
　定点あたり患者数は、今週 9.74 人（先週 5.36 人）と増加しました。
地域的には、県内 17 保健所管内中、神戸市、姫路市、宝塚、加古川、福崎、豊岡、朝来及び洲本保健所管内で注意報レベル基準値（定点あたり患者数 10.0 人）以上になっています。
　直近の 4 週間に県内の定点医療機関から報告された患者 5,034 人の年齢分布では、5～9 歳が 32％、10～14 歳が 29％で、15 歳未満が全体の 73％を占めています。
　臨時休業の施設別発生状況では、今週 183 件（先週 165 件(追加修正あり)）の報告がありました。
内訳は学校閉鎖 1 件、学年閉鎖 29 件、学級閉鎖 153 件、施設別では保育所 1 件、幼稚園 5 件、小学校 120 件、中学校48 件、高等学校 9 件です。
　また、当研究所では今シーズン、県内の患者から AH3 亜型（A 香港型）12 件、AH1pdm09 3 件のインルエンザウイルスを検出しています。
　学校等からの学級閉鎖の報告が急増しています。
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。
また、感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
（2023年10月5日更新）