2020年11月13日
2020年第45週（11月2日～11月8日）
〈新型コロナウイルス感染症に関する情報 〉
兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数は、今週 253 人(先週 125 人)で、医療機関や社会福祉施設などでクラスターの発生があり大幅な増加となり、11 月 6 日に兵庫県の判断基準が「感染増加期」から「感染拡大期 1」に引き上がりました。
地域的には、神戸市 74 人、洲本保健所管内 47 人、西宮市 38 人、尼崎市 26 人、伊丹保健所管内 21 人、姫路市 16 人、宝塚保健所管内 8 人、芦屋保健所管内 7 人、明石市 6 人、加古川保健所管内及び龍野保健所管内が各 3 人、加東保健所管内、赤穂保健所管内、福崎保健所管内及び丹波保健所管内が各 1 人で、各年齢階級別では、20 歳代 55 人、30 歳代 46 人、40 歳代 38 人、50 歳代 35 人、80 歳以上 32人、60 歳代 19 人、10 歳代 14 人、70 歳代 12 人、10 歳未満 2 人の順で多くなっています。
改めて、感染防止に向け、手洗いや咳エチケット（マスク着用など）、身体的距離の確保など、基本的な感染症対策を徹底してください。
この感染症は、発熱や咳が初期症状ですが、安静と療養に努め、肺炎などの重症化を防ぐことが重要です。
発熱等があれば、かかりつけ医や発熱等受診・相談センター（保健所）等に、電話で相談してください。
兵庫県における新型コロナウイルスの検査及び陽性者の状況は、兵庫県のホームページにグラフ等で表示されていますので、ご覧ください。
>>詳細はこちら
また、兵庫県立健康科学研究所 感染症部のホームページ >>詳細はこちら から、新型コロナウイルスに関する厚生労働省、国立感染症研究所、兵庫県の情報がご覧になれます。
定点把握感染症
～ヘルパンギーナ～
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。
～咽頭結膜熱～
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。
全数把握感染症
～腸管出血性大腸菌感染症～
今週 4 人（先週 0 人）の報告があり、今年の累積患者数は 89 人となりました。
性別では男性 38 人、女性51 人、年齢階級別では、20 歳代が 18 人、10 歳代が14 人、10 歳未満及び 50 歳代が各 12 人の順に多くなっています。
O 血清群別は、O157 が 62 人、O26 が 11 人、O146が 3 人、O91、O115 及び O128 が各 1 人の順となり、感染経路として、肉の喫食が 29 人から報告されています。
肉・レバーなどの食品はよく加熱し、生食は控える、箸を使い分ける、普段から手洗いを励行するなどの感染予防が大切です。
溶血性尿毒症症候群（HUS）等の重篤な合併症を発症しやすい小児・高齢者は特に注意が必要です。
【兵庫県感染症情報センターより参照】
（2020年11月12日更新）