2020年11月20日
2020年第46週（11月9日～11月15日）
〈新型コロナウイルス感染症に関する情報 〉
兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数は、今週 456 人(先週 253 人、先々週 125 人)で、社会福祉施設などでクラスターの発生もあり 2 週連続で倍増となり、11 月 11 日に兵庫県の判断基準が「感染拡大期Ⅰ」から「感染拡大期Ⅱ」に引き上がりました。
地域的には、神戸市 123 人、西宮市 76 人、尼崎市 66 人、姫路市46 人、宝塚保健所管内 42 人、伊丹保健所管内 34 人、洲本保健所管内 18 人、加古川保健所管内 17 人、明石市 12 人、龍野保健所管内 11 人、芦屋保健所管内及び赤穂保健所管内が各 5 人、加東保健所管内 1 人で、各年齢階級別では、20 歳代 98 人、50 歳代 76 人、30 歳代 64 人、40 歳代 61 人、60 歳代 42 人、10 歳代及び 80歳以上が各 36 人、70 歳代 33 人、10 歳未満 10 人の順で多くなっています。
改めて、感染防止に向け、手洗いや咳エチケット（マスク着用など）、身体的距離の確保など、基本的な感染症対策を徹底してください。
この感染症は、発熱や咳が初期症状ですが、安静と療養に努め、肺炎などの重症化を防ぐことが重要です。
発熱等があれば、かかりつけ医や発熱等受診・相談センター（保健所）等に、電話で相談してください。
兵庫県における新型コロナウイルスの検査及び陽性者の状況は、兵庫県のホームページにグラフ等で表示されていますので、ご覧ください。
>>詳細はこちら
また、兵庫県立健康科学研究所 感染症部のホームページ >>詳細はこちら から、新型コロナウイルスに関する厚生労働省、国立感染症研究所、兵庫県の情報がご覧になれます。
定点把握感染症
～感染性胃腸炎～
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。
～ヘルパンギーナ～
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。
全数把握感染症
～百日咳～
今週、3 人（先週 1 人)の報告があり、今年の累積患者数は 136 人となり、過去 3 年間の同時期と比較して少ない状況で推移しています。
性別分布は、男性 55 人、女性 81 人、年齢分布は 5～9 歳が 54 人、10～14 歳が 22 人、5 歳未満が 21 人の順で多く、成人 34 人からも報告されています。
病原体遺伝子は、80 人から検出されています。
長期間続く咳が特徴ですが、ワクチン未接種の乳幼児が感染すると、嘔吐や無呼吸を伴い、重篤化しやすいので注意が必要です。
また、乳児期にワクチン接種を受けていても、終生免疫は得られないので、成長後に感染することがあります。
【兵庫県感染症情報センターより参照】
（2020年11月19日更新）