2020年12月04日

2020年第48週(11月23日~11月29日)

〈新型コロナウイルス感染症に関する情報〉
 兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数は、今週 794 人で、先週(800 人)から高止まりで推移し、県の判断基準は厳重な警戒を要する「感染拡大特別期」が継続しています。
地域的には、神戸市 204 人、伊丹保健所管内 117 人、姫路市 79 人、西宮市 71 人、宝塚保健所管内 66 人、龍野保健所管内 57 人、尼崎市 48 人、加古川保健所管内 43 人、福崎保健所管内 26 人、加東保健所管内 23 人、明石市 21 人、芦屋保健所管内 14 人、赤穂保健所管内 12 人、丹波保健所管内 6 人、朝来及び洲本保健所管内が各 3 人、豊岡保健所管内 1 人で、年齢階級別では、20 歳代 133 人、80 歳以上 119 人、50 歳代 118 人、40 歳代 109 人、60 歳代 85 人、30 歳代 81 人、70 歳代 69 人、10 歳代 63 人、10 歳未満 17 人の順で多くなっています。
 改めて、感染防止に向け、手洗いや咳エチケット(マスク着用など)、身体的距離の確保など、基本的な感染症対策を徹底してください。
 この感染症は、発熱や咳が初期症状ですが、安静と療養に努め、肺炎などの重症化を防ぐことが重要です。
発熱等があれば、かかりつけ医や発熱等受診・相談センター(保健所)等に、電話で相談してください。

 兵庫県における新型コロナウイルスの検査及び陽性者の状況は、兵庫県のホームページにグラフ等で表示されていますので、ご覧ください。
>>詳細はこちら
 また、兵庫県立健康科学研究所 感染症部のホームページ >>詳細はこちら から、新型コロナウイルスに関する厚生労働省、国立感染症研究所、兵庫県 週 の情報がご覧になれます。


定点把握感染症

 ~感染性胃腸炎~
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。

 ~流行性角結膜炎~
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。

全数把握感染症

 ~腸管出血性大腸菌感染症~
 今週 8 人(先週 2 人)の報告があり、今年の累積患者数は 100 人となりました。
性別では男性 42 人、女性 58 人、年齢階級別では、10 歳未満が 19 人、20 歳代が 18 人、10 歳代が 15 人、50 歳代が 12 人の順に多くなっています。
 O 血清群別は、O157 が 73 人、O26 が 11 人、O146 が 3 人、O91、O115 及び O128 が各 1 人の順となり、感染経路として、肉の喫食が 32 人から報告されています。
 肉・レバーなどの食品はよく加熱し、生食は控える、箸を使い分ける、普段から手洗いを励行するなどの感染予防が大切です。
溶血性尿毒症症候群(HUS)等の重篤な合併症を発症しやすい小児・高齢者は特に注意が必要です。


【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2020年12月3日更新)