2023年 38週
～新型コロナウイルス感染症
（COVID-19）、
インフルエンザ～

2023年 第38週（9月18日～9月24日）

■新型コロナウイルス感染症（COVID-19）、
インフルエンザに関する情報

～新型コロナウイルス感染症（COVID-19）～
　兵庫県内の定点あたり患者数は今週 9.77 人（先週 14.03 人）となり、減少しました。
　地域別では、福崎保健所管内が 21.50 人と最も多く、赤穂保健所管内 19.50 人、龍野保健所管内 17.13 人となっており、年齢別では、10 歳代が 27％と最も多く、5～9 歳が 11％、50～59 歳が 9％となっています。
　また、社会福祉施設等において、今週 4 件（先週 5 件）の集団発生が報告されています。
依然として定点あたり患者数が高い状態が続いています。
県民の皆様には引き続き３密の回避、手指消毒、効果的な換気、マスクの適切な着用といった基本的な感染症対策をお願い致します。

～インフルエンザ～
　定点あたり患者数は、今週 5.36 人（先週 6.39 人）と減少しました。
地域的には、県内 17 保健所管内中、朝来保健所管内で注意報レベル基準値（定点あたり患者数 10.0 人）以上になっています。
　直近の 3 週間に県内の定点医療機関から報告された患者 3,096 人の年齢分布では、5～9 歳が 32％、0～4歳が 12％で、15 歳未満が全体の 72％を占めています。
　臨時休業の施設別発生状況では、今週 156 件（先週 137 件）の報告がありました。
内訳は学校閉鎖 1 件、学年閉鎖 17 件、学級閉鎖 138 件、施設別では幼稚園 6 件、小学校 92 件、中学校 40 件、高等学校 18 件です。
社会福祉施設等においては、1 件(先週 2 件)の集団発生が報告されています。
　また、当研究所では今シーズン、県内の患者から AH3 亜型（A 香港型）9 件、AH1pdm09 1 件のインフルエンザウイルスを検出しています。
　学校等からの学級閉鎖の報告が急増しています。
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。
また、感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
（2023年9月28日更新）