2023年10月20日
2023年 第41週(10月9日~10月15日)
■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、
インフルエンザに関する情報
~新型コロナウイルス感染症(COVID-19)~
兵庫県内の定点あたり患者数は今週 3.76 人(先週 5.31 人)となり、減少しました。
地域別では、福崎保健所管内が 32.00 人と最も多く、朝来保健所管内 11.00 人、赤穂保健所管内 6.50 人となっており、年齢別では、10 歳代が 20%と最も多く、5~9 歳及び 50~59 歳が各々11%、30~39 歳が10%となっています。
また、社会福祉施設等において、今週 1 件(先週 2 件)の集団発生が報告されています。
新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は減少傾向にありますが、県民の皆様には引き続き3密の回避、手指消毒、効果的な換気、マスクの適切な着用といった基本的な感染症対策をお願い致します。
~インフルエンザ~
定点あたり患者数は、今週11.96人(先週 9.56 人)と増加し、注意報レベル基準値(定点あたり患者数10.0 人)を超えました。
地域的には、県内 17 保健所管内中、福崎及び朝来保健所管内で警報レベル開始基準値以上(定点あたり患者数 30.0 人)、神戸市、姫路市、加古川、加東及び豊岡保健所管内で注意報レベル基準値以上となっています。
直近の 5 週間に県内の定点医療機関から報告された患者 8,548 人の年齢分布では、5~9 歳が 32%、10~14 歳が 30%で、15 歳未満が全体の 73%を占めています。
臨時休業の施設別発生状況では、今週 162 件(先週 226 件(追加報告あり))の報告がありました。
内訳は全校閉鎖 1 件、学年閉鎖 38 件、学級閉鎖 123 件、施設別では幼稚園 3 件、小学校 108 件、中学校 44 件、高等学校 5 件、その他 2 件です。
また、当研究所では今シーズン、県内の患者からAH3 亜型(A 香港型)16 件、AH1pdm09 4 件のインフルエンザウイルスを検出しています。
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。
また、感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。
【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2023年10月19日更新)